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今回の海外犬舎訪問はスウェーデンのSANDALE AIREDALEです。オーナーのDodo Sandahlは若い頃イギリスの名門Jyokyl犬舎で、エアデールテリアのノウハウを学び、スウェーデンに帰ってからはブリーディング、ショーイング、またFCI公認のインターナショナルジャッジとしても活躍しています。

【Sandale犬舎の始まり】
1977年、当時イギリスでドーベルマンとエアデールテリアをショーに出していた叔父と叔母(後にBeacytan Airedalesとなります)に手伝ってもらいながら、犬のショーイングを始めました。
彼らのエアデールテリアを写真を見ながら試行錯誤を繰り返し、トリミングを学んでいきました。
当時の写真を見てみると、まあまあのできばえだったと思います。

1979年には、イギリスのJokyl犬舎で働き出しました。そこにはエアデールテリアだけでなく、2頭のワイヤーフォックステリアもいました。私たちは毎日4時間トリミングをして、色々なことをたくさん学びました。その後、滞在期間が終了したので、いったんスウェーデンに帰る必要がありました。

1年後、今度は責任者としてJokyl犬舎へ戻りました。私は若い犬をトレーニングしたり、経験を積ませたりする担当でしたので、若い犬を時々オープンショーにひとりで連れて行きました。

私は当時Joykl犬舎にいたことは、大変幸運なことでした。その頃Jokyl犬舎は相当な成功を収めていました。私は、エアデール界でもっとも重要で有名な犬たちに、直接携わる経験をしました。
その犬たちは、Siccawei Galliard, Jokyl SmartGuy, Jokyl Smartie Pants, Jokyl Gallipants, Jokyl Elegance, Jokyl Cinderella, Jokyl Rockaline, Jokyl Smart Set, Jokyl Lucy Locket, Jokyl Happy Guy, Jokyl Sunday Best, Jokyl Swanky Pants, Jokyl Buttons'n Bows, Jokyl FancyThat, Jokyl Smart Enoughなどです。
中でもJokyl Gallipantsには大きな感銘を受けました。

3年後、滞在許可が切れるので、再びスウェーデンに帰らなければなりませんでした。Jokyl犬舎で過ごした時間は、私の"犬 "ライフにおける
将来の方向性に大変大きな影響を与えました。
世界でも有名なエアデールテリアの大家であるJokyl犬舎のNary Swashから、私はできるかぎり多くのことを学ぼうとしました。

 


【ブリーディング】
フルタイムで働いていて、アパートに住んでいると、仔犬を育てる時間も場所も確保することが難しく、ブリーディングには制限があります。
私は1985年以来9回ブリーディングしました。結果として44頭の仔犬をブリーディングして、そのうち13頭がチャンピオンになりました。また他の数頭はCACsになりました。
私は自宅には最大2頭しか置くことができませんが、たいていは1頭だけです。

 

【エアデールテリアとの生活】
私の一番最初のエアデールテリアはJokyl Hot Lips(Winnie)でした。彼女はTop Airedale in Sweden 1984でした。彼女はイギリスでもパピークラスのうちからオープンショーでベストインショーを2回、スウェーデンに帰る直前にはチャンピオンシップショーでRCCを獲得しました。

誰でも一番最初の犬は特別だと思いますが、私にとっても彼女はいつでも私の一番のお気に入りです。Winnieは良くしっかりとした気質で、活発な性格の美しいエアデールテリアでした。彼女は私にエアデールのことをたくさん教えてくれました。
彼女が13歳でなくなるまで、私たちといっしょに暮らしました。

今はエアデールテリアの牝2頭がいっしょに住んでいます。外にケンネルはないので、家の中でソファに寝そべったりしています。私は帳簿管理に関する仕事をしていますが、たまに犬たちを会社に連れて行くこともあります。
あとは、他の家で暮らしている2頭のエアデールテリアの共同所有者にもなっています。

私のパートナーのコニーはビンテージ物のアメリカンピックアップトラックが大好きなで、私たちが暮らしているところは、その趣味にも犬にとっても最適なところです。そこは以前ガレージ、ガソリンスタンド、鉄工所として使われていたところでした。敷地は3000平方メートルで、犬のためにフェンスで囲んであるので、彼らは十分な運動と、鳥やネズミを追いかけたり捕まえたりすることもできます。

【ショーイング】
私はいつも自分でトリミングをして、ハンドリングをします。毎年2回Jokyl犬舎を訪れて、1978年以降クラフト展には必ず戻っています。
イギリスではJokylのエアデールを何度もハンドリングしてます。スウェーデンではジャッジは自分が繁殖した犬か、もしくは所有している犬しかハンドリングできないので、今は自分の犬をショーに出すことだけで満足しなければなりません。

【ジャッジ】
私は1997年にFCIの5つのテリア犬種のジャッジライセンスを取得しました。徐々に犬種を増やし、今ではFCIのグループ3(テリア)とミニチュアシュナウザー、スタンダードシュナウザー、ミニチュアピンシャー、ジャーマンピンシャー、アッフェンピンシャーのライセンスを持っています。
今までに、イギリス、北欧諸国、ロシア、ドイツ、イタリア、エストニア、アイルランド、オーストラリアに審査に行きました。

【私の夢】
私はすでに夢のいくつかは実現しました。できればもう少しエアデールを飼いたいと思いますが、フルタイムで働いているのでそれは不可能です。ですから今の状況と、私の犬が今までに成し遂げたことで、十分満足しています。
犬の趣味を通じて、世界中に多くの友達や知人ができました。今まで行ったこともないところに、ジャッジとして行くこともできました。
私が一つ望むことは、ショーの世界の人々がもう少しお互いに寛大であればということです。
結局、ショーはゲームであり、私たちは楽しむためにそこにいるのです。