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2002年12月05日(日) 愛知県木曽三川公園
Judge: 原田 知明

12月05日(日)、国営木曽三川公園東海広場にて第11回秋期チャンピオンシップショー2002が開催されました。
当日はさわやかに晴れ、穏やかな気候の中で行われました。審査員にはジャパンオールテリアアソシエーションから原田知明氏をお招きし、出陳頭数も25頭でショーの間も、また昼食会もより一層盛り上がった一日でした。

審 査 報 告
【総評】 原田 知明
本日の審査は、出陳犬のトリムの巧拙よりも全体の外貌が犬種の理想像にどれだけ近いかということにポイントをおいて見ました。したがって個々の長短所を重箱の隅をつくように細かく補償関係を見るという総合的な見方でなく、比較相対して順序を決めました。 出陳犬のコンデションは概ね良好でしたが、まだリング慣れしていない犬の中には審査員に触れさせない犬や、歯を見せてくれない犬もいましたが、いずれも犬の性質が悪いのではなく、普段から敵意のない第三者に対する馴致が不足していたもので、今後の飼育管理に留意されるように願いたい。
【BOB&BOSとReserveの短評】
BOBに選んだ牡は、体躯構成は極めて均整的、気品に満ちた牡らしい表現、穏和な性質、完璧に仕上げたトリム、歩様もスムーズ、王者らしいムードを持った犬。 BOSに選んだ牝は、牡に劣らず均整を得、牝らしい性相と気品を具え、動きもスムーズで、私の好むタイプであったが、コンデションはいま一息足らなかった。
リザーブの牝はバランスのよくとれた地味なタイプで、特に指摘する難点のない好ましい雌犬。歩様も良かった。BOS犬と接戦をした。 リザーブの牡は体躯の構成は良く、牡らしい表現、骨量も十分四肢の角度も適切で、よくまとまっている。トリムをもっと入念に行いたい。将来、楽しみな犬である。